25歳、貴族見習い本舗

貴族のような教養と知識を共に学ぶ目的のブログです

知るだけで味の奥行きを感じる【ウィスキー学】〜一緒に学ぶシリーズ〜①

ウィスキーの歴史を知るだけで同じウィスキーの味が変わると言われたらあなたは信じますか?

 

 例えば、目の前に一杯の水があるとします。あなたはこれを飲んでみました。普通の水でした。しかし、目の前に出された水にこんな説明がされていたら?

「豊かな自然に囲まれた富士山の湧水からお待ちしました。人の手が加わっていないので自然の荒々しいミネラルを感じることができます」

 

 つまり、人は五感以外に想像力で飲食をするという事です。そしてウィスキーにも同様の事が言えます。

 

 今回はウィスキーのはじめのはじめを学びます。一緒に楽しいウィスキーライフを!

 

 

 

そもそもウィスキーって何?

 

ウイスキーは、蒸留酒の一つで、大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物麦芽酵素で糖化し、これを発酵させ蒸留したものである。』Wikipediaより

 

これだけ聞いてもチンプンカンプンだと思います。ので図で解説しますね。

 

f:id:kizoku_minarai:20200412082746j:image

 

 

 

お酒の製造方法は大きく分けて3つあります。

 

醸造酒】

  原料を酵母によりアルコール発酵させたもの。基本的にアルコール度数は低い。

 ビールやワインなど

 

蒸留酒

 醸造酒を蒸留して作ったもの。基本的にはアルコール度数が強い。

ウィスキーや焼酎、テキーラなど

※蒸留とは?

 簡単に言うとアルコールの濃縮です。

 

【混成酒】

 醸造酒や蒸留酒を原料に植物の皮や果実、薬草、ハーブ、香辛料、甘味料などの成分を配合したもの。

 梅酒、リキュールなど

 

 

この中でウィスキーは蒸留酒と呼ばれている分類に含まれています。

 

ここまできたら最初の説明がわかると思います。

 

ウイスキーは、蒸留酒の一つで、大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物麦芽酵素で糖化し、これを発酵させ蒸留したものである。』Wikipediaより

 

ここで勘のいい人は、大麦と聞いて気がつくとおや?と思うかと。

 

そうなんです!前半の糖化の部分はビールの仕込みと同じなんです(詳しくは次回以降)

 

それを複数回、蒸留をしたのち(この時点では無色透明)樽に詰めて熟成をします。熟成することにより豊かな風味と色合いを醸し出すのです。

これがウィスキーの正体です。

 

今回はウィスキーの入り口を紹介しました。

次回はモルトウィスキーとグレーンウィスキーそしてブレンデッドウィスキーについて解説したいと思います